足さばき [送り足]
●足さばき [送り足]
左こぶしの位置を固定すると床上の移動がスムーズになる
前への送り足
@左こぶしが不安定だと、体が上下にぶれて
安定した送り足ができない。
左こぶしは移動中も同じ位置に固定する。
正しい足の構え
A構えた竹刀の高さはいつも同じ高さにくるようにする。
上下左右に動かないように注意。
移動中に、頭や手を前へ出さないようにする。
目の高さもそのままで。
腰から前へ出るイメージ
右足を前へ踏み出す時に、左足で床を後ろに押すようにする。
体を安定させて、姿勢が沈まないように。
B右足が前へ出たら、すぐに左足を右足に引き付ける
送り足とは前後左右、斜めなど、すべての方向へ移動するときに用いる足さばきだ。
膝に力をかけないようにして、爪先を床に着け、滑るように移動する、すり足を使って動く。
そのためには、竹刀を握った左こぶしをへその前で安定させる、
移動中も左こぶしがブラブラしないようにするなどの注意が必要である。
また、膝を柔らかく使って動くことも大切で
伸ばし過ぎも曲げ過ぎも良くない。
自分の頭の上にリンゴが乗っている様子を思い描き、
リンゴを落とさないように、できるだけ体を上下左右に動かさないで移動する。
後ろへの送り足
@竹刀の高さ、左こぶしや目の位置が移動中も変わらないようにする
正しい足の構え
A膝は伸ばし過ぎも曲げ過ぎも駄目。柔らかく使って移動する
右足で床を踏むようにして、同時に左足を後ろへ引く
B下がる時は、後ろ髪を引っ張られるようなイメージで
右足を左足に引きつけ、後ろへ移動する
横(右)への送り足
@正しい足の構え
A左足を軸に右足を横に踏み出す
移動中もつねに竹刀の高さは同じ。左こぶしの位置は固定で
体が上下左右にグラつかないようにする。
B素早く右足に左足を引きつける