構えのチェックポイント|初心者のための剣道「基本を極める」

剣道普及のため、基礎的な構えや動作、竹刀の振り方から、基礎的な技術、応用的な技術までをまとめました。
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構えのチェックポイント

相手には隙を与えず、こちらは常に攻めていける状態という正しい構えを習得したい。
鏡で、前や横、後ろからみた自分の構えをチェックしてみよう。

 

チェックポイント@

  • 左手は正中線上に置く。
  • 左手親指の付け根の関節はへその前で
  • 体からこぶしひとつ離した位置へ

 

×悪い例

左手の位置が低く、剣先が上がっている

左手の位置が不安定になることで、剣先の威力も落ちる

 

左手の位置が高すぎる

竹刀の握り方が横握りになってしまい、正確な打突ができない

 

チェックポイントA

  • 背筋をまっすぐに伸ばした自然体で立ち、重心の位置は体の中心の下

 

×悪い例

前のめりになって、左足のかかとが上がり過ぎている

手打ち(手だけで打突すること)になることが多い

 

後ろへ傾いた姿勢になっている

スムーズに前へ進めない

 

チェックポイントB

  • 脇に紙を一枚はさむようなイメージで、脇を締める

 

×悪い例

脇があいている

左手が不安定になり、正しい構えができない

 

左手の構える位置

正しい構えをとるためには、左手の構える位置をおおよそ正中線上に置き、へそから握りこぶしひとつ分あけた位置に固定する。
いつも左手の位置がしっかりしていると相手と攻め合いになっても、有利で正しい打突ができる。

 

体の中心線(正中線)上にあれば、横から左こぶしを押されても左手も体も両方動かず、安定した構えがとれる。
安定した左手を上から押すと、背筋やひかがみ(膝の裏のくぼみ)が伸びて正しい姿勢になる。

 

×悪い例
  • 体が前傾姿勢で左手も体から離れすぎたところに位置している。

この状態で左こぶしを押されると、こぶしがグラつき、腰が引けて体のバランスが崩れやすくなる。

 

左手全体ではなく、左手親指の付け根の関節をへその前に。
左手を体の中心に置くことばかり考えてしまうと左手が中へ入りすぎて、窮屈な構えになる。
腕にゆとりがある正しい構えにするには左手全体ではなく、左手親指の付け根の関節をへその前にもってくる。

 

×悪い例
  • 左手が中に入りすぎて、構えが窮屈である。

これだと腕に力が入って、打突がスムーズにできない。

 

>>>竹刀の基本の振り方[上下振り]

1554名が手にした教士八段から学ぶDVD教材


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なかなか文章だけで伝えるのは難しい。
実際の動きを確認しながら習得するのが一番だ。


しかし、なかなかその機会や時間が取れない、良い動画の教材がないか?
と、問い合わせをいただくことも多い。
そこで、動画で解説されており、非常に分かりやすく、ポイントを押さえて学べる教材をご紹介しておく。


教士八段 香田郡秀先生の教材であるから、内容は素晴らしい。
実際の動きを観てしっかりと基本を身に付けつつ、香田先生の技も可能な限り盗んでもらいたい。


>>>個人技術のコツから、戦術や攻め方まで


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