小手打ちの基本
竹刀を真上から真下に振り下ろす。その間相手から目を離さないように。
基本の小手打ちの注意点
- 相手に小手を打つことを知られたり、小手を守られたり、応じ技をしかけられるおそれがあるため、小手を見ながら打たないこと。相手の目を見て打つと、打突時の姿勢も崩れない。
- 腰を引いた、手打ちになりやすいので注意すること。
- 振りかぶりは真上、そして真下に振り下ろして打つ。刃筋を正し、横から打たないように。
※小手打ちは、空間打突の小手打ち
実践での小手打ち(※今後、更新予定)も参照
小手打ちの基本
- 一足一刀の間合いで構える
- 小手の振りかぶりは、面よりも小さく
※左こぶしの下から、相手の小手が見える位置まで振りかぶる。
- 真上に振りかぶり、真下へ振り下ろす。相手の竹刀に沿わせるように。
※真っ直ぐに相手の目を見ながら打つ。打った後は、相手の横を抜ける。または、右こぶしを相手の右こぶしにぶつけるつもりで相手に当たる
◯良い例
真っ直ぐに相手を見て打つことが出来ていると良い。
×悪い例
小手を見て打っている場合、体勢が崩れ、正確な打突ができない。また、小手を打つことを相手によまれてしまい、小手を防がれたり、応じ技をしかけられることもある。
◯良い例
左手を正中線(体の中心線)の上に置き、真上から振り下ろして打突することが出来ていると良い。
×悪い例
体勢が崩れてしまい、左こぶしの位置も正中線からはずれていると、正しい小手打ちができないため、有効打突にならない
小手を打った後は竹刀をはね上げないように
試合などで目立つのが、小手を打突した後に、竹刀を大きくはね上げるようなポーズをとる人だ。
これでは、残心がとれないので有効打突になりにくいだけでなく、隙ができる体勢のため、相手に打ち込まれる危険性もでてくる。
小手を打った後は、そのまま相手の横を抜けて残心をとるか、相手にこぶしをぶつけるようにして当たり、反撃を防ぐことが大切である。
×悪い例
竹刀をはね上げる
◯良い例
相手の横を抜けるか、打突の余勢で相手に当たっていく